「おう、どう最近?調子の方は」
「まあねー、寒くなってきたよねー」
「今日は雪が降るらしいよ」
「へぇー雪か.... 。俺さあ、ーーーー」
例えばひとが5人いて会話を始めるのに、何か台本が必要でしょうか。
何か意味のある事を喋ろうと、あるひとは前日までに
一生懸命本を読み、新聞を読み、何か話題を探してくる。
それも準備としていいかも知れない。
でも準備はともあれ、話す共通の言語を既に知っている5人の
台本の無い会話は、少しだけ『即興』と似ている気がする。
もちろん話題の核心/本質へ行き着くまでには、
お互い取り払わなければならない物があるかも知れない。
でも全て取り払ってしまうのが良い事なのか、
いきなり核心に切り込んで行くのが良い事なのか、
あるいは会話に加わるのか、黙っているのか、
それはそれぞれの感覚に導かれる選択だ。
そのひとの本質、あるいは問題の核心へ到るには、
いろんなプロセスがあって、それはそれぞれ皆違うし
相手や状況によっても左右される。
『いい音』を出す『いいセンス』を持ったミュージシャン達が集まって、
奏でる言語/文化は違っても、自分の持った音で最高の瞬間を『選んで』ゆく。
そういう『即興』を模索している。
譜面がある無いは、全く問題じゃない。
新生! UPLINKERS 2002
KIRK DOUGLAS(GUITAR) & GBATOKAI DAKINAH(BASS)
GBATOKAI(BASS) & VIC BAROCAS(DRUMS)
SHIRO & ETIENNE STADWIJK(KEY)
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